ブログ

「さしすせそ」の話 ~塩~

2021.08.08

今日は、「さしすせそ」のお話の「し」

「塩」についてお話します。

❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁

のうカフェオーナーのプロフィールはコチラから

さしすせその

「さ」=砂糖についてはコチラから

「そ」=味噌についてはコチラから

番外編「油」についてはコチラから

❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁

 

 

 

「塩」って健康的な食生活では、目の敵にされていますよね!

厚労省推奨とされる量は、

一日10gと言われていた時代(私の子どものころ)から、

2020年版では、なんとっ

男性7.5g、女性6.5gだそうです。

もはや修行ですな (;^_^A

 

私のお話は、

この減塩プログラムをしっかり守りましょう!というのではなく、

質のいい塩に変えましょう、というものです。

 

「三白の害」ってご存じですか?

「白砂糖」「白米」「塩」

この3つに共通しているのは、「精製」していること。

食品本来が持ち合わせているビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素、

その自然のバランスが崩れてしまっているのです。

味、効率、大量生産、値段、便利さなどが優先され、

市場にはびこった結果、生活習慣病やアレルギーの増加など

まねいていると言われています。

 

日本は、昭和46年に「塩田法」を廃止し、

製塩を「イオン交換膜法」という工業塩に切り替えました。

これにより、全国の塩田はなくなってしまいました。

日本の工業化に、安くて大量の塩が必要だったのです。

 

国内で消費される塩は、

身近な工業製品の製造に使われたり、

また塩=NaClを分解して、いろいろな工業製品の基礎原料としています。

実は、

全体の流通量のうち、食用は15%ほどなんですよ!

くらしと塩

(たばこと塩の博物館HPより引用)

 

塩田法廃止により、全国に流通している塩のほとんどが精製塩となります。

 

塩は、毎日とらなくてはならない欠かせない食品です。

本来、海水から作られる塩は、ミネラルがたくさん含まれています。

自然なバランスで含まれる塩(自然塩)は、

身体の調子を整えて、料理を美味しいものにしてくれます。

具体的には、塩化マグネシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム等

微量ミネラルが含まれています。

 

塩は、「内なる海」を正常に維持するために必要なのです。

内なる海とは、

そうです、= 身体の内部環境のことです。

海水のミネラル分の組成は、

塩化ナトリウム(塩)77.9%

塩化マグネシウム 9.6%

硫酸マグネシウム 6.1%

硫酸カルシウム 4.0%

塩化カリウム 2.1%

などとなり、実は体液の成分とよく似ています。

 

そして、このミネラルがどんな働きをするかというと、

カリウムは、血液中のナトリウム量を適正化し、

マグネシウムは、筋肉(血管壁)を緩め、

カルシウムは、血管壁を収縮させます。

マグネシウムとカルシウムは、バランスが大切なんですね。

 

では、どんな塩をとればいいのでしょう?

大切なのは、塩の質。

 

原料名:海水(産地)

工程:天日、平釜

 

これを選びましょう。

 

市販のほとんどの塩がですね、

(こだわりと言われる「○○の塩」「○○の天塩」なども含まれます)

塩化ナトリウムの工業用塩に苦汁(にがり)などを添加した「再加工塩」と呼ばれるもので、

「自然塩」とは似て非なる塩なのです。

 

工程:「イオン膜」、「溶解」

 

と書いてある塩、

1kg200~300円の価格帯は、

間違いなく再加工塩です。

 

のうカフェのお塩は、「天日塩」です。

韓国の太平(テピョン)塩田で手作りされている塩です。

ユネスコの生物圏保存地域に指定され、

単一塩田では、韓国一の広さを誇ります。

きれいな陸地と海、そして広大な干潟で構成されています。

日本の海より遠浅なので、

生物の生命の循環が育んだ、ミネラル豊富なお塩です。

お店で販売もしていますよ。

 

おまけ。

市販のスナック菓子や

加工食品はもちろんですが、

コンビニ弁当、

スーパーのお惣菜、

コスパ重視の外食産業の食事は、

精製塩、もしくは精製塩でつくられた調味料で製造されていますから、

こんなのを日常的に食べるなんて、、、

要注意!ですね。

(言い回しが優しいな(-_-メ)

 

私個人の体験では、

日常の塩を「天日塩」に変えてから、

長らく苦しんでいた足の浮腫みがなくなりました。

疲れるとでていた膀胱炎や腎臓のおもだるさも

今は無縁です!(^^)!イエーイ

 

今からでも遅くない。

将来への自己投資ですよ。