ブログ

「さしすせそ」の話 ~砂糖~

2021.08.19

  今日は、「さしすせそ」のお話の「さ」

「砂糖」についてお話してみたいと思います。

❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁

のうカフェオーナーのプロフィールはコチラから

さしすせその

「し」=塩についてはコチラから

「そ」=味噌についてはコチラから

番外編「油」についてはコチラから

❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁ ❁

 

「お砂糖」

あえて大切に「お」をつけてみました。

「さしすせそ」の調味料は、

「お砂糖」「お塩」「お酢」「お醤油」「お味噌」

と呼ばれることが多いですね。

今となっては単なる丁寧語のように聞こえるかもしれません。

ちょっと昔、それこそ昭和の初めくらいまでは、

この基本の調味料は、

それぞれ手間ひまをかけて作られ、

とっても貴重で生活に欠かせない大切なもの。

美化するための「お」というよりは、

敬うような気持ちで「お」をつけて呼んでいたのかなと思います。

だから、お砂糖も大切な五味の一つなんですよ。

 

さて、今回は、

〇砂糖のすぐれた点

〇砂糖の危険性

〇のうカフェで使用しているお砂糖

についてお話してみたいと思います。

 

まずは、砂糖のいい点!

砂糖の最大の特徴は、

「食品を長持ちさせる」ということです。

お家でシロップ漬けなど作りますか?

ものすごい量の砂糖を使いますが、

簡単に言えば、それは長持ちさせるためです!

その他で例えると、、、

パウンドケーキには、小麦粉と同量の砂糖を入れますが、

一週間くらいはカビもでず、意外にしっとり保存できます。

砂糖を減らすと、すぐカビるし、すぐに硬くなります。

あんこも、小豆と同量の砂糖を入れ、同じく一週間くらい保存できます。

半量くらいだと、小豆の風味が勝って健康的にいいのですが、

あまり日持ちはしません。

冷蔵庫で3日くらいでしょうか。

このように砂糖には防腐効果があります。

カビや細菌が生きるために必要な「水」を

砂糖がしっかり抱え込んでくれるためです。

 

ここで問題です! Question!

水200㏄にどのくらいの砂糖が溶けると思いますか?

①10g

②100g

③1000g

チ、チ、チ、チ、チーン。

答えは、③番です。

なんと1000g=1kg!

すごいでしょ? 砂糖さん。

このようにものすごく水と結合する力があるんです。

・メレンゲの泡が長持ち~♪

・きんとんやあんこがしっとり~♪

・お肉がしっとり~♪

(鳥ハムなど砂糖をぬってから味つけするとしっとり仕上がります)

・ケーキやおもち(すあま)がやわらかいまま~♪

などなど、多方面でいい働きをしてるでしょう?

 

が、飽食の時代となり

砂糖=ダイエットの敵となって久しいこの頃、

砂糖は、

カロリーが低くて口当たりの軽い「甘味料」に置き換わり、

砂糖の量を減らした分、

保存性を高めるため「保存料」が加わり、

なめらかさを保つため「乳化剤」が加わり、

たくさんの添加物に置き換わってしまいました。

羊羹、甘納豆、フルーツ缶詰、あんこ、きんとん、カステラ、などなど

昔ながらの製法で十分日持ちするものが作れるはずなのに、

添加物まみれの「工業製品」

のような加工品に置き換わってしまったのは悲しい限りです。

 

続いて、砂糖の危険性についてお話します。

砂糖が、他の調味料とは決定的に違うのは、

中毒性があるという点ではないでしょうか。

実は「塩」には、摂取できる量に上限があります。

身体がもうこれ以上、いらない!とストップをかけるのです。

砂糖には、この上限がないのです。

脳内から、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなど

幸福感をもたらすホルモンが分泌されるので、

甘いもの=ご褒美

という快感のスパイラルができやすいのです。

小さいころに経験した、

「甘いもの=ご褒美の記憶」が関係していたりもします。

 

また、甘いものは血糖の急激な上昇と下降を引き起こします。

 

血糖とは、字のごとく「血液中に流れる糖(ぶどう糖)」のこと。

胃や腸で消化吸収されて、血液中に溶けた糖は、

身体のあちこちに運ばれエネルギーとなります。

空腹時には低く、食事の後には高くなるなど、

常に変化しコントロールされています。

 

この血糖の変化が、急上昇と急降下

つまりジェットコースターなのです。

こうなると、身体はだるさや疲労感をおこし、

心は浮いたり沈んだり、

砂糖を食べるとハイに、食べないとグロッキーになってしまいます。

そして、急激な下降時に身体は低血糖状態と判断し、

手っ取り早くエネルギー補給を!と甘いものを欲します。

これが、もう一つの依存へのスパイラルです。

 

余談ですが、この血糖ジェットコースターは、

人類史上5000年のも間、経験したことないレベル。

血糖を上げるホルモンは主に7つあるのに対し、

血糖を下げるホルモンは「インシュリン」1つ。

つまり、人類は飢えには強くできているのです。

ここ40~50年ほどの短い期間におきた環境変化が

いかに劇的か、感じてもらえると思います。

 

その他に、

ビタミンB1不足、

カルシウム不足、

身体の酸化(老化や癌の発生)、

なども挙げられますが、

詳しい説明は割愛します。

 

さて、のうカフェでは

3種類のお砂糖を使い分けています。

①粗精糖

精製度の低い茶色いお砂糖です。

種子島産さとうきび100%で、

ミネラル成分が多く含まれています。

お料理全般とぜんざいに使っています。

②上白糖

てんさい糖を精製した、上白糖です。

純度が高いことと、果物の味を損ねないので、

自家製季節のシロップに使っています。

③グラニュー糖

サラサラして溶けやすく、軽い仕上がりになるので

デザートに使っています。

平飼い有精卵のプリンやパウンドケーキなど。

【追記】(←お砂糖に関するのうカフェの考えを追記しました)

のうカフェの考えは、こうです。

厚労省と農水省が策定した「食品バランスガイド」

一度や二度は見たことあるかと思います。

一日に、「何を」「どれだけ」食べたらよいかを

「コマ」の形で分かりやすく示してあります。

コマの芯は「水」

コマの本体は「栄養食品」

ひとつでも崩れるとバランスよく回転しないよ!

ということです。

こちらは解説付き。

「運動」によりコマが安定すること

そして、

「菓子・嗜好飲料はヒモで表現」とあります。

あれば便利、あればバランスがより加速、

てところでしょうか?

なので、時には甘いものを味わうのは、

楽しく幸せなことだと思っています。

嗜み(たしなみ)=嗜好の範囲をこえない程度です。

 

砂糖の話は、この辺でおしまいにします。

いかがでしたか?

なかなかのボリュームになってしまいました。

医療人なので、身体の生理については外せないけれど、

難しくなりがちなのでわかりやすさに気を付けてみました。

あなたの生活にお役立ていただければ嬉しいです。