そもそも、すまんじゅうって?
2018.08.24
熊谷の母さんコバユッキーです。
「すまんじゅう作り」を開催してみて思ったこと。
そもそも「すまんじゅう」って何だろう?
酢まんじゅう、なのか。
素まんじゅう、なのか。
はたまた巣?主?数?だったりするいわれがあったりして・・・。
群馬県出身の私。
群馬のソウルフード「焼きまんじゅう」のまんじゅうは、すまんじゅうと言っていました、確か。
そして、すまんじゅう食べたことあるんだよなぁ。
「秩父」が出てきます。
埼玉北部地域の伝統食、地域食といってもいいかもしれません。
今回のレシピは、あえて「すまんじゅう」となっていました。
レシピからの引用
(どこかの冊子1ページのようで、コピーにコピーを繰り返して、かなり読みにくいのですが・・・)
「7月から10月にかけて酢のたちやすい季節が来ると、村の祭り、お盆、15夜、13夜、法事、娘の里帰りなどにすまんじゅうをよく作ります。昔は農村では、自家用しょうゆ作り、味噌作り、おなめ等こうじを作ることが多かったので、どこの家庭でもすまんじゅうを作っていました。」
と書かれています。
発酵に由来して、酢みたいですね。
私(現在46歳)の親世代は、農村ではすまんじゅうを食べて育っていて、
「あれを再現したいのだけど、うまくいかなかった」
という声を今回いくつも聞きました。
どこの家庭でも作っていた、のに。
どこの家庭でも伝承されていない・・・。
なんにも入っていない、
すべて手作り、
家にあるもので(=地元でとれたもので)
つくったおまんじゅう。
そんなに昔じゃないのに、遠い昔々の食べ物にも感じるのは、
情報の量もスピードも加速度的に早くなっているからなのでしょう。
食べるものだけは、
便利でも
早くでも、
大量生産でもなく、
手作りものだけで過ごせたら、
どんなに心穏やかになるだろうと思います。
よかった、まだ技術をもっている方と巡り会って。
講師の塚田さんのすまんじゅうの師匠は、80代でまだご健在とか。
いつか、お招きして直々にお話を伺いたいな。
皆さんのソウルフードはなんですか?